世界の光は、いつも突然閉じてしまう。
その瞬間、宇宙空間に放り出されていた。
ここがどこなのか、どうすれば元の世界に戻れるのか、考える余裕も無く、ただ、助けを求めて叫ぶことくらいしか思いつかなかった。
けれど、私の声は誰にも届かない。
そう理解するまで、どれくらいの時間がかかったのか、もう覚えていない。
手を伸ばしてみると、そこは小さな空間だった。
涙は頬を伝い、耳の方に流れていた。
ここには重力があるらしいことを知った頃、意識が遠くなり始めていた。
夢が迎えにきてくれたらしい。
私の声は届いたと感じ、心が少しだけ解けると、ぼんやり世界が見えた気がした。
目の前には扉があるのに、開けることはできないらしい。
だけどもう怖くない。
私は夢と一緒に、また別の世界へ行くのだろう。

