私の全ては、いつだって濃い灰色一色だけだった。
だけど、私が見ていた私は自分の影だったのかもしれない。
「そっちから見た私はどんな色に見える?」
ずっと一緒にいたはずの私に、初めて問いかけてみた。
だけど、いつまで経っても返事は返ってこない。
「また一人ぼっちか」
そう呟きながら深く息を吐き出し、遠くの空に輝き始めた星を見上げた。
こぼれ落ちそうになる涙を堪えていたら、
「あの星も、こんなに広い空に一人で浮かんでいるじゃん」
と、どこからか返事が聞こえてきた。
その声に、張り詰めていた緊張が解けていく。
涙は私の影の色をさらに濃くした。
そうだね、私も、あの星みたいに、遠くにいる誰かに光を届けていたかもしれないよね。
私は、いつだって自由だったし、いつだってここにいたんだから。
冷たい星空

