2026年4月– date –
-
文章・エッセイ
夢追い人の居場所 | 私が辿ってきた景色
たくさんの夢を見ていた。どの夢も触れた瞬間に消えていった。その度に、どこからか笑い声が響く。その声に耳を塞いだ。悔しくて、いつも空を睨み続けてばかりいた。何度も消える夢たち。届かない光。心はいつも叫んでいた。ここにいると泣いていた。誰に... -
文章・エッセイ
書く意味、歌う意味、生きる意味。
文章を書いて、詩を書いて、物語を書いて。散歩して、知らない植物を見つけて、写真を撮って。歌を歌って、ギターを弾いて。だけど、そこには何も意味なんて無い気がしてしまうんだ。ただ言葉が並んでいて、ただ音が消えていくだけ。私が小さな頃からずっ... -
文章・エッセイ
条件が揃う時
花は静かに風に揺れていた。穏やかな日差しの中で。どうしたら自分もこんなふうに穏やかに生きられるのかと、いつも足元の植物たちを観察して歩いていた。悲しくて俯いていたわけじゃない。ただ知りたかった。それだけだった。春が来て、次々に咲き始める... -
短編
冷たい星空
私の全ては、いつだって濃い灰色一色だけだった。だけど、私が見ていた私は自分の影だったのかもしれない。「そっちから見た私はどんな色に見える?」ずっと一緒にいたはずの私に、初めて問いかけてみた。だけど、いつまで経っても返事は返ってこない。「... -
短編
優しい声
私が目指してきた場所はどこなのか。何もなくなった空間には、ただ私の鼓動と想いが響いていた。願っていたはずの幸せは消え、抱えていた苦しさは、哀しみに変わっていった。「その場所に、苦しいとか、悲しいとか、寂しいと言っている人はいる?」そう呟... -
詩
水面に映る美しい世界
みんなと同じになれない自分を水面に映す。その姿に手を伸ばしてみても、景色と一緒に揺れて、滲んでいく。触れられないこの美しい世界を、ただ静かに眺めることだけが、私に許された唯一の繋がり。優しすぎる景色に、ただ涙が溢れていく。私が海だと認識... -
短編
想いの箱と波
穏やかな夕日に包まれた海辺に、あの頃の私はもういない。砂浜を歩きながら眺めていた、私の記憶の箱には、忘れたくない想いが溢れていた。箱からひとつ、またひとつ。手にするたびにその温度を感じる。突然吹いた海風に、私の想いが舞う。ひらひらと砂浜... -
文章・エッセイ
愛犬と歩く散歩道|強風と天気雨の春の日
愛犬と過ごす日常の中で見つけた、小さくて優しい時間の記録です。記事の後半では、春の天気の変わりやすさについても、少しまとめてみました。 愛犬と歩く散歩道 南風が強く吹く朝、いつもより少し早く起きて散歩に出かけた。雲が浮かぶ青い空からは、太...
1
