短編
見えているもの
あれは丸くてとっても綺麗なんだよって、みんなが教えてくれた。だけど、それって本当にまぁるいの?いつまで経っても、それが丸くて綺麗には見えないんだ。もしかしたら本当は、長細い星型だったりするのかな?私から見えるのは、尖っていて、真っ黒の影... 詩
継ぎ目
鮮やかな色の花は散り虫たちの声に代わる花火を持ってはしゃいでいたはずの私の手は優しい色の毛糸を選んでいた季節の変わり目を眺めているきっとただそれだけ 文章・エッセイ
ひとりごと 🌻A-side
リセットボタンを押して、 一からやり直す気力なんてない。 それならこのまま進み続けよう。 ここまで来れたんだ。 think to myself🐛 今の私なら、きっと大丈夫。 ダメならダメで、 ただリセットされるだけじゃん。 どのみち大丈夫でしかないね。&... 詩
羽 🌙 B-side
ただ自由に静かな風のようにただ自由に別れも告げず溢れる涙も拭えないまま月の光を目指して飛び立とう🌙 B-side 短編
長靴
雨上がりに見つけた大きな水たまりの夜空を、お気に入りの長靴で歩いてみる。ちゃぷんと水が跳ね、月と星はゆらゆら見えなくなった。見上げれば、美しい星座たちが輝いているはずなのに。 短編
別れの夜
お星さまを集め続けていた。 とっても綺麗だったから、ずっと手放せずにいたんだ。 だけどね、お星さまは夜空で光っているのが一番綺麗だったんだって思い出したよ。 「ありがとう、またね」。 そう小さく呟いて、お星さまを夜空に還した。 短編
星と雨粒と涙
「お月さまに会いたくて、雨雲を飛び越えてきたよ。今日も素敵な夜空だね、いつも優しい光をありがとう」。 そう言いながらぶるぶるっと体を震わせて、雨雲の中で引っかかってしまったお星さまたちをお空に還した。 「いつもそこに居てくれるのは知ってい... 短編
ネコとお月さま
わたしは、ネコ。 こっちのお耳は茶色で、反対のお耳は黒。おてての先が真っ白なところが気に入ってる。 ある日、目が覚めたら、大きな草だらけの薄暗い場所にいた。 お気に入りの白いおてては、どろんこで真っ黒になってたし、お腹も、しっぽも冷たかった... 文章・エッセイ
命の音
手放しかけていた熱は、きっとまだ私の中に残っているはずなんだ。その熱をどうしても確かめたくて、外の世界を遮るようにフードを被りボリュームを上げた。心地の良いリズムが私の体を優しく包み、地の底から響くような重低音が私の心臓を揺らし始める。... 写真と想い
雨粒と花
ついさっきまで大きかった雨粒が、少し小さくなって頬に落ちてくる。空に浮かんでいた水たちは、もうみんな地上に降りて来れたみたいだ。綺麗な花に降りてきた雨粒たちは、その美しさをたたえ合うように輝いていた。たぶん、仲間ってこういうこと。そんな... 詩
優しい君へ
やわらかくて優しい君の世界を守れたら。それだけで私は、とっても幸せなんだ。臆病なところも、寂しがりやなところも、ちょっぴりわがままなところだって、君が纏う優しい空気をつくる大切なもの。君が君らしくいてくれるだけで、この世界に優しさが広が... 写真と想い
好きな花、好きな香り
花の香りが私を呼んでくれていた。また会えたね。香りを辿った先で、大好きな花を見つけられた時、今日も私は私のまま生きている、って感じられる。私は私のままでいいって、ずっと知っていたはずなのにね。 写真と想い
アポロチョコみたいで可愛い、カルミアの蕾
好きな花、好きなこと、好きなもの。自分が心から楽しいと感じられれば、それでいい。 初めてこの蕾を見た時、アポロチョコみたいだと思った。アポロチョコが咲いたらきっとこの花だよねと思いながら、毎年どこかで出会えるのを楽しみにしてる、私の好きな... 文章・エッセイ
夢のいる場所
たくさんの夢を見ていた。どの夢も触れた瞬間に消えていった。その度に、どこからか笑い声が響く。その声に耳を塞いだ。悔しくて、いつも空を睨み続けてばかりいた。何度も消える夢たち。届かない光。心はいつも叫んでいた。ここにいると泣いていた。誰に... 文章・エッセイ
条件が揃う時
花は静かに風に揺れていた。穏やかな日差しの中で。どうしたら自分もこんなふうに穏やかに生きられるのかと、いつも足元の植物たちを観察して歩いていた。悲しくて俯いていたわけじゃない。ただ知りたかった。それだけだった。春が来て、次々に咲き始める... 短編
冷たい星空
私の全ては、いつだって濃い灰色一色だけだった。だけど、私が見ていた私は自分の影だったのかもしれない。「そっちから見た私はどんな色に見える?」ずっと一緒にいたはずの私に、初めて問いかけてみた。だけど、いつまで経っても返事は返ってこない。「... 短編
優しい声
私が目指してきた場所はどこなのか。何もなくなった空間には、ただ私の鼓動と想いが響いていた。願っていたはずの幸せは消え、抱えていた苦しさは、哀しみに変わっていった。「その場所に、苦しいとか、悲しいとか、寂しいと言っている人はいる?」そう呟... 詩
水面に映る美しい世界
みんなと同じになれない自分を水面に映す。その姿に手を伸ばしてみても、景色と一緒に揺れて、滲んでいく。触れられないこの美しい世界を、ただ静かに眺めることだけが、私に許された唯一の繋がり。優しすぎる景色に、ただ涙が溢れていく。私が海だと認識... 短編
想いの箱と波
穏やかな夕日に包まれた海辺に、あの頃の私はもういない。砂浜を歩きながら眺めていた、私の記憶の箱には、忘れたくない想いが溢れていた。箱からひとつ、またひとつ。手にするたびにその温度を感じる。突然吹いた海風に、私の想いが舞う。ひらひらと砂浜... 文章・エッセイ
愛犬と歩く散歩道|強風と天気雨の春の日
愛犬と過ごす日常の中で見つけた、小さくて優しい時間の記録です。記事の後半では、春の天気の変わりやすさについても、少しまとめてみました。 愛犬と歩く散歩道 南風が強く吹く朝、いつもより少し早く起きて散歩に出かけた。雲が浮かぶ青い空からは、太...




















