創作とその欠片– category –
詩や物語。まだ物語になりきらない言葉の欠片たち。
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創作とその欠片
愛
美しい世界をせめて壊さないようにただ見守ることくらいしか -
創作とその欠片
美しいもの
自然を見ていると、人間にも言葉さえ無ければと思うことがある。言葉があるから、比べて、名付けて、切り取って、傷付け合ってしまう。ただそこに存在しているだけで完璧なはずなのに、私は言葉を紡ぎ、美しさを表現している。沈黙に近づきたいと願いなが... -
創作とその欠片
優美
生まれた場所でそれぞれの役割を果たす時水面に映る景色をただ見つめている -
創作とその欠片
世界のはじまり
小さな自分の世界を広げたくて、あの時私は、泣き叫びながらここに生まれたんだろう。誰もいない、真っ暗でとても狭い世界。音や、振動、気配は感じられるのに、そこではいつも、ひとりぼっちだったから。もう一人は嫌だと、決意した瞬間があったんだろう... -
創作とその欠片
瘡蓋
君が痛みを感じなくて済むように瘡蓋になっていつもそばにいたんだよそろそろ傷も良くなってきたみたい僕が剥がれて居なくなったあとは風が当たってちょっぴり痛みを感じるかもしれないけれどこの傷を自分で癒せた君はとっても強いんだだからもう僕が居な... -
創作とその欠片
音
宇宙の鼓動に手を伸ばす胸の痛みは泡になる -
創作とその欠片
おくりもの
世界は小さな箱の中美しい包装紙に私はリボンをかける -
創作とその欠片
存在
山深き月夜に舞う粉雪のように音もなく -
創作とその欠片
かたち
未完成なままで不完全なままで光の音に包まれたままで -
創作とその欠片
日常 - Flower Field Story –
みんなの幸せを祈りながら、みんな幸せの邪魔をしていた。定員オーバーになったエレベーターみたいに、私が降りるだけで、みんなは幸せの方に上がっていけた。私はいつも階段を登ってきたのに、間違えてエレベーターに乗ってしまったから、みんなを困らせ... -
創作とその欠片
私は今日も生きている、
目を覚ますと、時計はもう昼の12:00を指していた。窓の外は晴れ、暖かそうな陽射しが部屋に差し込んでいる。 足元には、手足を伸ばしてお腹を見せたまま寝ている愛犬がいた。 部屋に響くのは、水槽の水が循環する音だけ。 水槽のメダカたちは、今日も元気... -
創作とその欠片
私のリボン
可愛らしいリボンをつけて♪三つ編みをして♪フリフリのスカートを着て♪キラキラのお靴を履いて♪可愛いねって言って欲しかったんだ。女の子でいたかったんだ。汚れたスニーカーの上に散らばる長い髪を、ただ見つめてた。 *この詩は、2025年12月14日に note ... -
創作とその欠片
小さなチャレンジのあとがき
今回、こうしてブログに転記することで、2025年12月に書いた小さな物語たちを、あらためて読み返せた。 クリスマスが待ち遠しくなるアドベントカレンダーみたいに、毎日1話ずつ、小さな物語を開いて読めたら楽しそう。 そんな思いつきで書き始めた、「つぎ... -
創作とその欠片
🎄『ホワイトクリスマス』 12月24日
今にも雪が降り出しそうな、分厚い雲に覆われた夜空は、街の明かりを吸い込んで、仄かに薄いグレーの光を放っていた。月の見えない空を見上げ、しんと静まり返った街を見渡しながら、つめたく冷えた手を合わせ、そっと息を吹きかける。この街の人たちが、... -
創作とその欠片
🎄『Just I love you』 12月14日
"10 carats眩しく輝くダイヤの指輪は君の誕生石100 Roses花束に甘い台詞のリボンをかけて雪の降る夜君を迎えに行くよ柔らかな髪から漂うのはA perfume of fond memories君の愛したあの人が好きだと言った香水の香りお気に入りのドレスに着替えたら君を街に... -
創作とその欠片
🎄『最後の贈り物』 12月13日
一日の終わりにはいつも、冷たい貴方の頬に触れながら問いかける。「ねぇ、あなたなら今日のこの道をどう選んだ?」あなたはこちらを見つめたまま、何も答えない。私はまだ、しっかりとした自信を持てずにいた。あなたが一緒に戦ってくれていたあの日が、... -
創作とその欠片
🎄『新しい朝』 12月12日
深い闇のような黒が、少しずつ色付いていく。燃える炎のような、生命の躍動を感じる真っ赤な世界へ。氷のように冷たい風は、その温度を引き立たせる。赤に近付こうとするほど、その色は褪せていく。少しずつ変わっていく色は、この世界のようで、儚く美し... -
創作とその欠片
🎄『水鏡』 12月11日
それは、霧の濃い満月の夜だった。私はいつものように、月の美しい姿を差し出していた。月は満足そうにほほ笑み、星たちと流星群の出番を決める話や、織姫と彦星の噂話をして楽しそうにしていた。眠りについた森の木々や動物たちは影になり、私と話してく... -
創作とその欠片
🎄『プレゼント』 12月10日
強くなりたかった。君を守るために、誰よりも強くて、優しい人になりたかった。そのためならなんだってする覚悟があった。この命をかけて君を世界一幸せにしたいと思っていたから。ある日、見知らぬ女が君を横目に鼻で笑って通り過ぎた。そんな日の夜は、... -
創作とその欠片
🎄『サンタクロースになった日』 12月9日
いつも、天井を見上げながら思っていた。意識を交換して、誰かの1日を過ごしてみることは出来ないかと。例えば、友達と。例えば、ワンちゃんと。例えば、テレビの中の人と。だけど、どれだけ頑張ってもそれはできなかった。体と意識はどうやって固定されて...
