創作とその欠片– category –
詩や物語。まだ物語になりきらない言葉の欠片たち。
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創作とその欠片
春の恋
ただそこで楽しそうに咲く小さな春の花たちその姿に憧れ目を奪われる生まれたばかりの淡い気持ちをやわらかな風がどこかへ運んでいった -
創作とその欠片
波紋
まっすぐ前だけを見て、歩んでいると思っていた。けれど、自分だと思って見つめていた姿は、自分の影だった。気付かぬうちに溢れた涙を追い、俯いていたと知ったのは、水面に広がる波紋に、やっと気付けたからだった。 -
創作とその欠片
輪郭
ねぇ、聞こえている?どこかに届く前に消えてしまうほど、小さくて自信のない声で問いかけた。今の私には、これが精一杯だった。ここにいることを知ってほしかった。少しだけで良いから、私に微笑みかけてほしかった。 私はずっとここで、あなたの名前を呼... -
創作とその欠片
Reason for Tears
Whenever I try to hug the person I love, I always end up hurting them. I never want to hurt anyone again. So the only solution I can find is to lock myself in a glass case and lock myself in a dark, empty room. There is only one small wi... -
創作とその欠片
光と影
光はあなたの美しさを照らし影はあなたの色を鮮やかに彩る -
創作とその欠片
記憶システム
いつだって、誰かの声が呼んでいてくれたような気がする。それは、強い引力のような、逆らえない重力のような強さで、私を引き寄せてくれていた。それが気のせいだったのか、現実だったのか、確かめようもない。ただ、私がそうだったと信じてさえいれば、... -
創作とその欠片
理由
息をすることさえ許されなかったこの命にしがみつき続けてしまった理由はただ生きていたいと強く願ってしまったから -
創作とその欠片
愛
美しい世界をせめて壊さないようにただ見守ることくらいしか -
創作とその欠片
美しいもの
自然を見ていると、人間にも言葉さえ無ければと思うことがある。言葉があるから、比べて、名付けて、切り取って、傷付け合ってしまう。ただそこに存在しているだけで完璧なはずなのに、私は言葉を紡ぎ、美しさを表現している。沈黙に近づきたいと願いなが... -
創作とその欠片
優美
生まれた場所でそれぞれの役割を果たす時水面に映る景色をただ見つめている -
創作とその欠片
世界のはじまり
小さな自分の世界を広げたくて、あの時私は、泣き叫びながらここに生まれたんだろう。誰もいない、真っ暗でとても狭い世界。音や、振動、気配は感じられるのに、そこではいつも、ひとりぼっちだったから。もう一人は嫌だと、決意した瞬間があったんだろう... -
創作とその欠片
瘡蓋
君が痛みを感じなくて済むように瘡蓋になっていつもそばにいたんだよそろそろ傷も良くなってきたみたい僕が剥がれて居なくなったあとは風が当たってちょっぴり痛みを感じるかもしれないけれどこの傷を自分で癒せた君はとっても強いんだだからもう僕が居な... -
創作とその欠片
音
宇宙の鼓動に手を伸ばす胸の痛みは泡になる -
創作とその欠片
おくりもの
世界は小さな箱の中美しい包装紙に私はリボンをかける -
創作とその欠片
存在
山深き月夜に舞う粉雪のように音もなく -
創作とその欠片
かたち
未完成なままで不完全なままで光の音に包まれたままで -
創作とその欠片
日常 - Flower Field Story –
みんなの幸せを祈りながら、みんな幸せの邪魔をしていた。定員オーバーになったエレベーターみたいに、私が降りるだけで、みんなは幸せの方に上がっていけた。私はいつも階段を登ってきたのに、間違えてエレベーターに乗ってしまったから、みんなを困らせ... -
創作とその欠片
私のリボン
可愛らしいリボンをつけて♪三つ編みをして♪フリフリのスカートを着て♪キラキラのお靴を履いて♪可愛いねって言って欲しかったんだ。女の子でいたかったんだ。汚れたスニーカーの上に散らばる長い髪を、ただ見つめてた。 *この詩は、2025年12月14日に note ... -
創作とその欠片
小さなチャレンジのあとがき
今回、こうしてブログに転記することで、2025年12月に書いた小さな物語たちを、あらためて読み返せた。 クリスマスが待ち遠しくなるアドベントカレンダーみたいに、毎日1話ずつ、小さな物語を開いて読めたら楽しそう。 そんな思いつきで書き始めた、「つぎ... -
創作とその欠片
🎄『ホワイトクリスマス』 12月24日
今にも雪が降り出しそうな、分厚い雲に覆われた夜空は、街の明かりを吸い込んで、仄かに薄いグレーの光を放っていた。月の見えない空を見上げ、しんと静まり返った街を見渡しながら、つめたく冷えた手を合わせ、そっと息を吹きかける。この街の人たちが、...
