雨の日の午後、久しぶりに一人で散歩に出かけてみることにした。
久しぶりに広げた傘の柄には、目印にと付けたばかりの、小さなカエルが嬉しそうに踊っている。
雨の音はいつも、心地よく響く。
しっとり落ち着いた空気が、私を優しく包み込んでくれているみたいだった。
ブーツの上には、傘の先から滑り落ちた雨粒たちが楽しそうに飛び跳ねている。
どこを見ても、優しい雨粒に包まれた草花たちが、クリスマスのイルミネーションみたいにキラキラ輝いていて、なんだかワクワクした気持ちにしてくれた。
こんなふうに歩ける私がいた。
そんなことすら忘れていた?
もしかしたら、ずっと眠っていただけだったのかもしれない。
記憶だと思っていたものは、ただの夢だったのかも?
長い長い冬眠からやっと目覚めたとか、今日生まれたばかりとかね。
まぁ、そんな細かいことはどうだっていい。
今日はワクワクする。
そんな素敵な日だというだけで十分だ。
2026年2月25日 輝く世界

