2026年2月– date –
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短編
🎄『新しい朝』 12月12日
深い闇のような黒が、少しずつ色付いていく。燃える炎のような、生命の躍動を感じる真っ赤な世界へ。氷のように冷たい風は、その温度を引き立たせる。赤に近付こうとするほど、その色は褪せていく。少しずつ変わっていく色は、この世界のようで、儚く美し... -
短編
🎄『水鏡』 12月11日
それは、霧の濃い満月の夜だった。私はいつものように、月の美しい姿を差し出していた。月は満足そうにほほ笑み、星たちと流星群の出番を決める話や、織姫と彦星の噂話をして楽しそうにしていた。眠りについた森の木々や動物たちは影になり、私と話してく... -
短編
🎄『プレゼント』 12月10日
強くなりたかった。君を守るために、誰よりも強くて、優しい人になりたかった。そのためならなんだってする覚悟があった。この命をかけて君を世界一幸せにしたいと思っていたから。ある日、見知らぬ女が君を横目に鼻で笑って通り過ぎた。そんな日の夜は、... -
短編
🎄『サンタクロースになった日』 12月9日
いつも、天井を見上げながら思っていた。意識を交換して、誰かの1日を過ごしてみることは出来ないかと。例えば、友達と。例えば、ワンちゃんと。例えば、テレビの中の人と。だけど、どれだけ頑張ってもそれはできなかった。体と意識はどうやって固定されて... -
日々の気づきと記録
2026年2月6日 小さな世界
ブロッコリースプラウトの芽が出た。私の小さな農園が増えていく。 小さくても、確かに、少しづつ広がる私の幸せな世界がここにあると思うんだ。 -
短編
🎄『スノードーム』 12月8日
朝起きるとからっぽになっていた。ここには、キラキラ光る小さなカケラとか、どこかで見つけた珍しい形の石とか、ラムネに入っていた綺麗なビー玉とか、私の宝物がたくさん入っているはずだった。からっぽの瓶を眺めていると、そこには初めて感じる感覚が... -
短編
🎄『Time space traveler』 12月7日
ここだけの話だが、私は、この世界のパラレルワールドを行き来して生きているんだ。どこかで噂話として聞いたことがあっても、それが本当だって聞いたことがある人はあまりいないだろ?今君が見ているこの世界と、両極に並んだ世界も同時に見続けて生きる... -
短編
🎄『ぼくからサンタへの手紙』 12月6日
ぼくの住んでいる町には、ふしぎな妖精や、優しい動物たちがいる。ぼくは小さな頃からずっと、その子たちとお友達だったし、今も大切な親友だよ。それに、世界中のみんなにクリスマスプレゼントを届けてくれる、サンタの住む家だってあるんだ。ぼくはまだ... -
短編
🎄『散歩道』 12月5日
12月に入って、一気に冬らしい気温になった。日課だった愛犬との散歩も、寒さには勝てない。私は布団に潜り込んで、寒さをやり過ごしていた。午後になり、ようやく活動を始める私を、愛犬は横目でチラリと覗いている。世の中はイルミネーションで彩られ、... -
短編
🎄『太陽の願い』 12月4日
あと数時間で、今年最後の満月が完成する。私は、あなたを照らすために灼熱の炎を纏っている。この日をどれだけ待ち焦がれていたことか。あなたが1番美しく輝ける今夜のために、私はいつもこの宇宙で炎を絶やさずにいた。穏やかに輝く星たちのように、私も... -
短編
🎄『マジックショー』 12月3日
「世界一のマジックショーへようこそ!今宵は、私のマジックで、人類が未だ見たこともないほど美しい天体ショーをお見せしたいと思います。日常を忘れ、幻想的なひとときをお楽しみください」マジシャンは、右手に持っていたステッキでトン、トン、トンと... -
短編
🎄『初霜』 12月2日
朝起きるのが苦手な私は、布団から起き上がり、とりあえずテレビをつけるのが日課だ。部屋の中に人の声が響くと、少しずつ目が覚めていく気がするから。コーヒー用のお湯を沸かしながら歯を磨く。頭は半分以上まだ寝ている。昔思い描いていた20代の生活と... -
短編
🎄『Silent Night』 12月1日
森を抜け、夜の町に出ると、目の前には教会が見えた。冷たい空気に包まれた教会の窓からは、あたたかく優しい灯りが溢れている。静まり返った真っ白な町は、クリスマスが近づくほどに色付いていく。みんなのワクワクした気持ちを、ひとつずつ箱に閉じ込め... -
日々の気づきと記録
2025年12月23日 最後に残るもの
仲間との交流、創作の楽しみ、発表の場。大切にしてきた私の作品。全てを奪われ、深く傷つき、私はその全てを手放した。だけど、最後に残っていたのは、誰にも奪えない、私だけの静かな時間だった。創作する力も、歌えることも、何ひとつ奪われてはいなか... -
日々の気づきと記録
2026年2月3日 自分らしく、快適に暮らす
自分が過ごしやすいように部屋を整える。広くないから、掃除する場所も少ない。物が少ないから、全部を把握できる。 自分が生活に必要だと思ったものだけを配置する。自分が使いやすいと思う、シンプルで手軽なものがあれば十分。 自分の価値観だけで作っ... -
日々の気づきと記録
2026年2月3日 生活すること、楽しむこと。
今朝は、ベビーリーフを摘んで朝食に添えた。自分で育てたものを自分で収穫して食べると、いつもより一層美味しいと感じる。 毎日の植物の世話がより楽しくなる。 花より葉っぱが好きな私には、色や形の違う葉っぱが次々に伸びてくる姿を見ることも楽しみ... -
短編
始まりの場所
何もない誰もいない宇宙の果てのようなこの場所は終わりの場所のような 深い悲しみと孤独と共に全ての始まりを与えてくれる特別な場所なのかもしれない私の目の前を一筋の光が通り過ぎていった -
詩
音もなく
降り始めた雪のようにはらはらと 地面に落ちては消えてゆく そこには初めから何も存在していなかったように ただ静かに舞い落ちて ただ静かに消えてゆく
