普段なかなか手芸屋さんに入る機会って少ないですよね。
手芸屋さんってどんなものが売っていて、何を揃えれば良いのかもわからない。。。
せっかくお店に行っても必要な道具が買えなかった。。。なんてことにもなりかねません。
まずはどんな道具を準備しておけば編み物ができるのかを知っておくことで、迷うことなく編み物の準備ができますね。
今回は、編み物を始めたいと思っている初心者さんが知っておきたい、編み物の種類と最低限必要な道具をご紹介します。
この機会に、ぜひ楽しい編み物を始めてみてくださいね。
編み物の種類によって必要な道具が違う
かぎ針編み、棒針編みと大きくわけて2種類の編み方があります。
どちらの編み方で編んでみたいかによって使う道具が異なるので、まずはどちらの編み方をやってみたいかを決めてみましょう。
小物を編むのが得意な「かぎ針編み」
少ない道具で気軽に編み物が楽しめる「かぎ針編み」は、初心者さんでも始めやすいですね。
エコたわしや、コースター、ポーチやバッグ、あみぐるみなど、様々な作品が編めるのも楽しいです。
コースターくらいの大きさのモチーフをたくさん編んでつなげると、マフラーやストール、ウエアだって編めてしまいます。
気軽に始められるのに、こんなに色々な物が編めるようになるのをイメージするだけで、わくわくと楽しい気分になりますね。
セーターやマフラー、ウエア編みと言えば「棒針編み」
「編み物」と聞いてイメージするのは、やはり「棒針編み」でしょうか。
セーターやカーディガンなどのウエア編みや、靴下編みなどを編んでいる、編み物上級者さんのイメージもありますね。
編み物を始めたら、一度は挑戦してみたいと思う憧れの棒針編み。
大物を編むイメージがあるので、そんな風に思っていたのかもしれません。
実際には大物だけではなく、ポーチや編みぐるみのお洋服など、小さなものも編めますよ。
両方の手に棒針を持って、両手の力加減を意識しながら編むので、最初は難しく感じるかもしれませんが、かぎ針編みも棒針編みも、扱いに慣れてしまえばどちらでも色々な物が編めます。
自分がやってみたい方、編みたいものがある方など、どちらから始めても良いと思います。
編み物を始めるのに必要な道具
最低限必要な道具は以下の4つです。
・並太毛糸
・毛糸の表示に記載されている号数のかぎ針、または棒針
・とじ針
・ハサミ
ひとつずつご紹介していきますね。
並太毛糸
初心者さんでも編みやすく、編み目が確認しやすいので並太の毛糸がおすすめです。
また、糸の色は明るめの色を選んだ方が確認しやすくて良いですよ。
黒や紺、茶色などの暗い色は編み目が確認しにくいので、赤や黄色、ピンクなど鮮やかな明るい色を選んでみてくださいね。
また、モヘア糸のような形状の特殊な糸は間違えた時にほどくのが大変なので、初めのうちは避けた方が良いでしょう。
可愛らしい糸がたくさんありますが、練習する時にはシンプルな毛糸が編みやすいですよ。
アクリル100%の毛糸は、安くて色も鮮やかなものが多いのでおすすめです。
100円ショップなどでも気軽に買えるものもあるので、練習するのにもちょうど良いですね。
編みたいものに合った編み針を選ぶ
毛糸を選んだら、次は編み針を選びます。
毛糸に付いているラベルをよく見ると、適した編み針の号数が記載されているので確認して買いましょう。
並太の毛糸だと、かぎ針は5~6号くらい、棒針は6~7号くらいのものを選べば編みやすいと思います。
かぎ針
とりあえず練習用に用意するなら、1本持っていれば大丈夫です。
他にもっと細い糸や太い糸を編みたくなった時に、少しづつ必要な号数を揃えていくぐらいでも編み物を十分楽しめますよ。
かぎ針には、両端がかぎ針になっているものと、片方だけがかぎ針になっているものがあります。
好みにもよりますが、1本買うのなら片方だけかぎ針になっていてグリップが付いたものがおすすめです。
握る部分がゴムのような柔らかめのグリップ付きになっているので、長時間編んでも疲れにくく、練習もしやすいですよ。
棒針
棒針の場合も同じ太さの毛糸だけを使って練習するのであれば、1つの号数だけあれば大丈夫です。
棒針の場合も、かぎ針同様に太さの違う毛糸を編みたいと思った時に、その毛糸に合った号数の棒針を買い足すぐらいで良いと思います。
棒針には輪針という種類のものもありますが、とりあえず練習用にという場合は2本で1セットになっている菜箸のような形状のものが良いと思います。
一番基本的な棒針なので扱いやすく、編み物初心者さんにもおすすめです。
とじ針・ハサミ
とじ針は、一般的な裁縫用の針に比べて太い針です。
毛糸が通るくらいの大きめの穴が開いた専用の針で、編み始めの糸や、編み終わりの糸などを綺麗に始末する時に必要になります。
作品を完成させたい場合には用意しておくと良いですよ。
編む練習だけで作品はまだ作らないよ、という場合には無くても問題ありません。
ハサミは大きなものでも小さなものでも、家にある普通のハサミで大丈夫です。
編み終わりや、毛糸が解けなくなってしまった時など、糸を切るのに必要になるので、準備しておきましょう。
編み物用に新しく購入を考えている場合は、手芸用の小さめのハサミがおすすめです。
毛糸を切るのに使うものなので、小さいもので十分です。
また、編み物の小物類とまとめて持ち運べるようにしておくと、いつでもどこでも編み物が楽しめるので、とても便利ですよ。
編み物初心者さんでも少ない道具だけで気軽に始められる
編み物を始めるのに色々と道具を準備しないといけないのかな?と思ってしまってなかなか始められなかった方も多いのではないでしょうか。
意外と少ない道具だけで気軽に始められるので、持ち運んでお気に入りのカフェで編んだり、お天気の良い日には公園のベンチやレジャーシートを敷いてゆっくりと編むのも楽しいですよ。
ゆったりとした気持ちで、のんびりと楽しめる編み物は、編んでいる時間も楽しいことはもちろん、素敵な作品まで出来てしまうのが魅力的です。
時間をかけて自分で編んだものは、愛着をもって長く大切に使いたいと思える宝物になります。
この機会にぜひ編み物を始めてみてくださいね。
毎日を楽しく彩ってくれる素敵な時間になりますよ。